【受験不安焦り】高校受験で受かっても落ちても取り返しはつくけど、今をあきらめるな【自分の過去の体験談を語ります】

どーもみゃーもんです。

 

僕の受験エピソードについて語ろうと思います。

 

僕が初めて受験に挑戦したのは高校受験でした。

僕には2歳上の姉がいて、小学校時代は勉強ができないほうで宿題もろくに出さない人でした。

(半ば、がさつなタイプを想像してもらって。)

 

でもその姉は中学校に入って教師に正しく評価されなかったことが原因で、見返してやろうと勉強に目覚めて、減点される余地のない100点をとって、見事5段階評価で5を得ました。

その結果、がんばればできるという成功体験を得てばりばり勉強して、市でも一番の進学校に入りました。

 

同じ中学で1年生のときに受験勉強していた姉がいたわけですが、なかなか話しかけられるような状態じゃありませんでしたね。

いわゆるピリピリしてるってやつですw

本人は真剣にがんばっているだけなので、別に周りを威圧しようとしてたわけではないようでしたが

僕にはそれが、怖いとともにすごい人だと感じていました。



 

そのうち僕にも受験勉強の学年が訪れました。

僕にとって勉強とは退屈なものでした。

できるからじゃなくて、勉強する理由が特にありませんでした。

どこかに行きたいとか、誰かに勝ちたいということもなく、勉強は宿題くらいで

ほとんどをGCとか遊戯王をする時間に費やしていました。

 

それでも、僕の志望校は姉と同じ市で一番の進学校。

姉も入れたのだから僕だって入れると考えたのです。

1,2年のときはなぁなぁでやってた勉強も、3年目には得意科目苦手科目まんべんなく行いました。

ゲームに当てていた時間を勉強の時間にあて、勉強に乗り気じゃないときは

遊戯王のカード確か30パックが1箱になっているので(1パック150円なので、1箱4500円くらい)

1箱を購入してきて

参考書の見開き1ページ分を解き終わるごとに、1パック開けることで報酬方式にして勉強していました。

 

塾にもいって、夏期講習なんか毎日行われるテストで4クラスにわかれて、得点順にクラス配分がされました。

 

僕は学校の中では20人中6,7位をうろちょろ、塾のクラス分けでは1クラスと2クラスを行ったり来たりしてました。

 

ギリギリだけどがんばろう!と思ってた矢先

塾の講師に言われました

 

『志望校〇〇(市内1位)にする?・・・了解。挑戦してみよう。』

このときの質問は誰にもしていたことかもしれませんが。

そのときされた質問のニュアンスは、まるで

ギリギリ合格するラインか危うい。それでも、このまま突き進むかい?たとえ、どんな結果が待っていたとしても・・・

と、問いかけられているようでした。

 

僕の志望校に挑戦する人が最終的に、僕含め4人になりました。

男子3人、女子1人という構成で。

この男の子2人、女の子1人は学年の中で3位以内を牛耳っているメンバーでした。

しかもその中で女の子1人は僕にとっての初恋だったんです。癒し系の優しい子で勉強もできます。

小学校のころからずっと同じクラスだったので、印象に残ってます。

いつの間にか目で追っちゃう子だと想像してください。

 

最初はきょどりました。

学年上位3人組に対して僕は6,7位をうろうろな成績・・・。受かるのか?

でも、僕の心は2つの理由で決まりました。

1つ、市内1番を狙いたい!ということ

2つ、あの子が受験して、受かったらもしかすると・・・

 

心は一つに決まりました。

すべてがうまくいくためにはこれしかない!

6,7位をうろうろしてるならむしろ可能性大!ここで負けたくない!」と思いました。

 

そうと決めてからは、普段よりもっと集中して勉強に時間をさくようになりました。

恋の力ってすごい。

四六時中やってたカードの誘惑は断ち切り、ハチマキつけて合格祈願。

ゲームや漫画の趣味は完全に断ち切り、勉強のやる気が出なくても、机につくようにしました。

どうしてもテンションあがらないときは、中学にあがったときプレゼントしてもらったコンポで、劇場版TRICKの音声だけ流して聞いていました。

 

ここまで本気で成功目標をかかげて、努力したのは初めてでした。

努力してる間もしあわせでした。だって成功したらいいことしかないもん。

受験勉強をしてる間、しあわせだったんですねぇ。

 

で、受験当日を迎えました。

緊張の中、校舎に入っていきます。

ここが姉の学び舎かと思うと、少し誇らしくもありました。

 

机に付き、えんぴつを置きます。

「ここまでがんばってきたんだ。やれることは全部やった。

個人的にはやはり合格するかは五分五分。あとは気を落とすことなく回答するだけだ!」

試験官の声が響く

「はじめっ!」

 

僕は、答案用紙を表にしたーーー

 

 

後日、高校に受験番号を確認しに行った。

はじめての受験。はじめての合格発表。緊張するとともに胸が高鳴りました。

これが漫画でよくみた緊張のシーンなのかと思いました。

そりゃ緊張しますよ。姉、好きな人が学ぶかもしれない学校に行ける最後の切符ですから。

もちろん目指すは現役合格!(高校はまぁ現役できなきゃ他の高校行くもんですけどw)

 

この緊張の中、受験番号を見つけたら、飛んで喜ぶなと冗談で考えてました。

期待に胸を膨らませながら、合格発表の番号を見ます!

 

ここらへんじゃないな、あっちでもない。

ーーーここだ。ここらへんにあるはず。

なかったら悲しいから、少し視線をそらしながら確認しました。

結果は確認しなければなりません。意を決してみました。

 

当時の僕の受験番号は忘れたので、仮に1550番とします。

そこにはこう記されていました。

1547

1548

1549

1551

1552

 

 

 

「…え?」

感情がなくなりました。

緊張もわくわくも胸の高鳴りもすべて引いていき。

頭が真っ白になりました。

 

 

落ちたのか……………。俺………………。

 

 

合格発表の掲示板の周りでは喜んで親と抱き合ってる人や、高校の先輩と喜び合ってる人もいました。

みじめでした。

希望を胸に抱いて、すべてをなげうって勉強した。

勉強に喜びも感じていた。

学年順位も少しあがったため伸びている実感はあった。

受験当日の手ごたえも悪くなかった。

全てはうまくいくはずだった。

あのとき読んだ学園生活ものの漫画みたいに。うまく……。みんなと…一緒に……。

 

 

脳に血が通っていないかのようだった。脳は冷たく。

春に近い、やや冷たい風が肌に心地よさを感じさせる陽気だった。

その風の冷たさだけが、僕が生きていることを実感させる知らせだった。

何もかも失った。

学校周りでは、高校付近で開講している英語塾の宣伝だろうか。

広告の入ったポケットティッシュを配布員に、半ば強引に渡された。

みじめさをより感じさせたその出来事のあと。

せっかく連れてきてくれた。母親の車に戻る足取りは重く。

とても生きた心地はしなかった…。

 

 

後日、中学校の担任の先生が来た。

「〇〇大丈夫か?結果は残念だったが、2次試験がある。同じところは受験できないが、2番目の〇〇高校がある

どうだ、受けてみないか?」

特に当てがなかった僕は、それを了承した。

「……はい。」

「大丈夫じゃ。まだ人生が終わったわけじゃない。のう?」

「……みんなは……僕みたいに2次試験に挑む人もいるんでしょうか?」

「いや、2次試験を受けるのはお前だけじゃ。だからすぐ来れたし、心配しとるのは〇〇のことだけじゃ。」

「……そうですか。」

 

同じ志望校だった他の3人はみな合格したということだ。

さらにいえば、同学年で1次試験に落ちたのは、僕だけということだった。

 

2次試験は簡単な筆記試験と面接。

本当に簡易的なものだったように思う。

この程度の試験で、受験者の能力を測れるのだろうか?

そんな疑問を抱きながらも合格発表を待った。

 

後日、発表の日。

校舎の扉にA4用紙が2枚程度張り出されていた。

2次試験の結果発表だからA4サイズで事足りるのだ。

 

1次試験に比べたらあまりにも小規模だが、もう僕は受験番号を確認することがトラウマになっており。

この程度。と心の中で思っていたのに、足は動かなかった。

 

母は気を利かせてくれたのか。

意気揚々と紙の近くに寄って確認する。

 

母が僕に大きく手を振る。

重たい足を動かして扉に寄ると。

僕の受験番号がそこにあった。

 

初めての高校受験で受験番号を見つけられ、合格が認められたにもかかわらず

僕の脳内にあったのは、

調べたこともない高校において、中学時代の誰も、あの子もいない。親の母校でもない。

知らない場所での未知の生活を送るのかという。

圧倒的虚無感だった。

「俺はもう、努力しない…。」

 

 

 

 

 

 

 

いやーー懐かしいですね。

思い返せばこんな中学受験でした。

なにもかも失ってしまったと感じた僕は、ここからどんな高校生活を歩んだのでしょうね。

正直、ここで失敗しようと生きていれば何かできるんですよ。

僕もなんとか仕事につけて生きてますから。ただ、今中学受験に挑もうとしている人たちへ伝えたいことは。

 

あきらめがつくほど、勉強に没頭して、それでも落ちたならあきらめよう!

ということです。

 

まだ期間はあります。

君なら、僕のような過去をたどらず、今を変えることができる時間がある。

それをどう生きたいか、君が決めていいんだ。

他人に言われたことなんかより、君が本当は何をしたいのか、よく考えてみよう。

 

実は、受験のとき僕が失敗した理由で思い当たる節が一つだけあって

これだけはみんなにやってほしいことがあります。

それは、志望校の過去問を暗記するほど、解こうということです。

どじりましたw


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