【無職脱出】就職浪人してニートだったときのメリットとデメリットについて
就職浪人をすることについて
おそらくこれを読んでいる人は僕と同じように何らかの形で就職浪人することになって
毎日就活の努力をしても就職できないという日々で疲れ切っているかもしれない。
中には就活をがんばってもバイトをやってもいつまでたっても求めるべき結果「就職」に結びつかなくて苦しんでいる人がいると思う。
または、これから就職浪人するので、どんな生活感になるのか知っておきたいという人もいるかもしれない。
そこで、自分が1年就職浪人したときどんなメリットとデメリットに分ける形で
当時の僕の状況をふまえながら経験談を語ってみようと思う。
断っておくがこれから書く文章を聞いてより深く悩むようになってはだめなので結論を言わせてほしい。
『就職浪人した結果、僕は公務員にもなれている。』
これは夢を叶えるために今できることに集中した結果だ。
20代で浪人したからって全然終わってない。あきらめるな。現時点ではまだ努力する余地がある。
そうすることで夢を追いかけることができる立場にある。
さて、本題に入る。
僕の就職浪人のはじまりは、大学卒業後の話になる。
目次
在学中に内定を得られず、卒業後に就職浪人
僕が理系の大学に入ったのは化学に関わる仕事をしたいと思っていて
その分野の勉強をしておけば、何か製品を作る会社でも、分析をする会社でも役立つ。
化学を好きになったことは幸いだと思うし、結果的に汎用性の高い学科で学べたと思った。
これに関しては、高校や大学に入学するときの選び方について書いた記事でも話した。
ただし、僕はあくまですべり止めで受かった大学に入った人間であることは在学中も変わらなかった。
どれだけ良い友達に会えても良い教授に会えても
なんとなく距離を取っていた。人に踏み込まれるのも嫌だったし、ここだけ、正直に言うと
『僕はこの大学で終わるようなタマじゃない。お前たちとは違うんだ。』
自分で自覚はしていなかったが今振り返ると、自然とそう思っていたような気がする。
その結果、在学中の学ぶ姿勢も今後の進路についてもないがしろになり、男友人とゲーム(KH,MGS等)しながら飲みあかし
(ここは重要だ。女性と遊んだ経験なんて全然ない。むしろ非モテ筆頭だ。彼女がいたらもっとがんばったかもしれないし今の状況になってない。)
卒業の単位は取得できた。
しかし、3年次4年次におそらく10社ほどエントリーして面接に挑み、残念ながら1社も内定が取れず正月も過ぎて研究室の最後の発表会もあって
最後に卒業式があった。
今でも親にも話したことはないが、卒業式には結局出席しなかった。
この理由はただ寝坊しただけだが、それほどまで未来に希望など抱いていなかったとも言える。
大学在学しても就職してもどうせ何やってもつまらない。
けど、家庭のためにも就職したい。東京で。
そんな風に思って賃貸も練馬に変えて、親と相談して就職浪人することになった。
(親と相談して浪人になったのは、現時点で東京で就職できるなら就職して社会人になってみてほしいと言われたからだ。)
就職浪人は想像より充実していた
就職浪人が決まった3月くらいはどんな心持ちだったかと言うと
包み隠さず言うと次のような感じ
『僕の人生はクズみたいなもので誰からも蔑まれるべき哀れな生き方だ。
誰にも胸を張って会うことなどできない。
大学の友人にも家族にも会わせる顔がない。生まれた結果他人に迷惑をかけるだけの役立たずじゃないか。』
こんな気分になったらそりゃ人生をあきらめて楽になりたいと思いますよね。
だって生きてるだけで他人の迷惑で、自分の生きがいもないなら、死んだ方が楽だと思いますよね。
そんな理屈を当時もっていたんですよ。
今は違いますけどね。
『人生の目標、金でも物でもアクティビティでも旅行でも恋人でも親でもいい
誰のためでも何をでもいいから手に入れたいものを見つけて
そのために自分ができる努力またはすでにある才能を活かすことができないか?と考えるようになると
生きてる実感が出てきて、今行っていること1つ1つに意味を感じるようになる。
すると毎日の生活がひとかけらも残すことなく貴重に思えてきてやりがいがあると思えるようになるはず。』
そんな気持ちになりました。
ともかく過去は自分を蔑みながら就活してました。
けど案外以外な感覚がメリットとしてありました。
その反面デメリットももちろんあったんですけどね。
就活浪人のメリットとデメリット
就職浪人のメリットとデメリットはそれぞれ次のような感じだ
メリット
①自由な時間が増える
②就活もしながらバイトで稼げる
③落ちるとこまで落ちたので、何をしたかったか見えてくる
デメリット
①暇だと感じる時間が増える
②社会不適合者と実感する時間が増える
③自分が無職で就職浪人していることを知られたくないため、連絡を取らない、仲間がおらず孤独感を感じる。
メリットについて(自由な時間は使いよう)
①自由な時間が増える
自由な時間が在学中よりもずいぶん増えた感覚になる。
大学内で友達と駄弁る時間やゲームする時間、授業を聞く時間もなくなるため
ずっとフリーな時間ができる。
この時間に何ができるか考えて軽く計画を立てながら生活すると、焦燥感や不安はまぎれると思う。
結果が出なければいけないものに関しては、自分がそのレベルに到達するまで努力は欠かせないため
途中でやめるよりはじっくり毎日自分は何が成長したか、何を得られたか。
会社のHP読んだりニュース読んだら知識が、運動したら体力が得られたなど小さなことでいい。
何を得られたかは必ず実感しながら活動しよう。心が折れてはだめだ。
その努力が何よりも大事で絶やしちゃいけない行動なんだ。
②就活もしながらバイトで稼げる
自由な時間が増えるとともに、フルタイムで働くのではなく、バイトで自分の求めた時間に働くことができる。
しかも稼ぐことができる。ちなみに僕はバイトをしなかった。
大学時代はバイトを日給以外でしたことがなかった。就職浪人の理由として、働く習慣を身につけていなかったことと少しでも生活の足しにと思ってバイトに挑戦した。
といっても、実は3カ月とかでころころ変えていたし、冬ぐらいになると内定ももらえてなくて焦り、バイトどころではなく完全に辞めてしまった。
ここは自分の生きやすいほうを選んでもらっていいと思う。
あくまで一番の目標は内定をもらって正社員になることだからだ。
③落ちるとこまで落ちたので、何をしたかったか見えてくる
不思議なもので、人間最後の最後まで落ち込むと
『昔はこんなことを夢に持っていたのになぁ…』
とか振り返る。
人生最後と思うと、何か昔の記憶を想起するものなのだろう。
このとき意外にも自分の人生の目標がすっと思い出せる。
あの時諦めた夢はなんだったか。そして今からその努力はできないだろうか?
君が最後だと思ったとき、まだ寿命は長く、死ぬまで時間がありすぎるぐらいではないだろうか?
つまり、君は志はあり寿命もまだあるのに、わざわざ自ら人生を断ち切ろうとしていることになる。
今まで浪人してきたのは、努力してなかったから。だと思うと
今努力する余地を残しているのだから、これから挽回してまるで違う30代40代を迎えることは十分可能ではないだろうか?
デメリットについて(志がなければだらける)
①暇だと感じる時間が増える
このころの僕は、目標に向かうためにできることについてまるで気づいていなかった。
だから、就活に直接良い影響を与えること以外に意味を感じていなかった。
風呂や洗濯や外出すること動画見ることゲームすること全部ただの遊びで役に立たない行動だと思っていた。
だからこの行動をしているときは焦りや自己嫌悪感を感じていた。
行動することに意味を見出せず、目標に対して結果を1つも感じられなくなった結果。
そこにある時間を暇だと感じることもでてきた。
もう一度目標を確認してほしいが、内定をもらえれば一旦ゴールだ。
今はそれを目指せばいい。努力に何をしたかよりも結果として内定をもらえれば
ゲームしても外出しても買い物してもいいんだ。
履歴書を量産したり、自己紹介文の練習なんかもしてもいいし、しなくてもいい。
だから、就職浪人した結果、暇な時間に自己嫌悪を感じることはやめてほしい。
その行動だけは一個も微塵も、目標である内定に良い影響を与えない。
目標に近づける方法ではない。むしろどんどん遠のいてしまう。
これはどんな考え方にも取り入れてほしいことなのだが
『自分の人生の目標の役に立たないうえに、目標を阻むような事実なんて再確認する意味がない』
そんなものは君がぼーっとする時間を取り入れることよりも、はるかに役立たずな行動だ。
だが事実だ!と考えている人は正しさとか正義とか世間体という言葉が好きなんじゃないだろうか?
正しさや正義なんて人それぞれだ。誰かの正しさなど誰かの苦しさでしかない。
自ら自己嫌悪することで誰かの正しさとしていいように扱われる人形でいいのか?
違う、君は君の求める目標のために努力し、そして生きるんだ。
これが見えていないと例え内定もらって働き始めたとしても自分を痛めつけて
結局無職に戻るか人生を辞めることになる。
正しさと解くなら、自分が努力することで周りの人間に対して
自分のような人生無気力な人間をこれ以上量産しないようにできる社会活動を仕事にして生きろ。
人を蹴落として昇進を勝ち取る悪しき風習の中生きるよりよっぽどましだろう。
②社会不適合者と実感する時間が増える
外出すると周りに人間がいる。
若い人はあまりいない。ほとんど就職して仕事に出ているのだろう。
自分は大部分の人生のレールからはみ出してしまった。愚か者だ。
そう思うこともあるだろう。
この時僕は気づかなかったが、よく周りを見るとたまに40代50代の人や時には若者もいる。
65歳以上で定年だから、それ以下で仕事をしていない人もいるのだ。あるいは夜勤の方かもしれないが。
忘れてほしくないのは、それぞれの人にはそれぞれの人生があって働けていない人もいるのだ。
就職できなくて無職、会社が倒産して無職、旦那さんの転勤で引っ越してきて無職、病気になって退職し無職。
誰だって無職だ。だけどこんな無職の人たちを蔑むなんて正しいのか?
君は就職できなくて無職になったが、それだって立派な理由だ。
努力が足りなかったなんて思っても、それは結果的にわかったことだ。
成長速度は人それぞれだし向き不向きだってある。個性が違うだけだ。能力差じゃない。
勉強などの努力をしただけ成長し、成績をあげられるコミュニティはもう終わったんだよ。
君はそれ以外の力を身につける必要があるし、全てが自分の努力足らずを理由にする時間に終わりを告げたんだ。
これからは就職して自分の能力を生かして会社に貢献することで、売り上げから給料という分け前をもらう必要がある。
そのためには能力を買ってくれて貢献度の分給料をもらえる一般企業か。
はたまた対して能力なくても一定のことができれば働き続けられる公務員か。
そんな選択肢に対して自分なりの答えを出していかなきゃいけないし。
今後食いっぱぐれず働き続けるには、どの業種がいいとか。
自分が生きがいを見出せる業種はどれかということも考えなければならない。
これからは年金に追加して2000万円必要なんてニュースでも騒がれているので。
収入は投資などの運用に回す必要もあるか考える必要もある。
簡単にできる副業にも手を出せば本業と副業で貯金も増やせる。自分の能力は何かを見つけ出しておく必要もあるだろう。
そう考えると、やらなきゃいけないことは山ほどある。
周りの人間はみな苦労した結果、自分も同様に無職になっているんだ。
他人を見て自分と同じ状況なのに笑えるか?
それよりも他人を見て、どんな理不尽で無職になったのか想像すると、社会のほうが間違っている!と憤慨してもいいぐらいだ。
何も社会に反旗を翻せと言っているわけじゃない。
これからの人生の問題を徹底して洗い出して、その問題を払拭する、またはとらわれないために
就職するために元から持っている自分のどのスキルを使うか、そこで成長したスキルを活かして副業したり投資したりできないか。
その結果いつまでに家族を作るか、家を建てるか。
そういったことを考え、積み重ねてみることのほうがよっぽど重要だと思わないか?
人の不幸を喜ぶ人間になんかなるな。
あきらめず努力し、自らもそういった人の前を胸を張って通り過ぎ、同じ悩みで苦しんでいる人の手助けとなるような酸いも甘いも苦いも辛いもある経験をどんどん積んだほうが有意義じゃないか。
③自分が無職で就職浪人していることを知られたくないため、連絡を取らない、仲間がおらず孤独感を感じる。
誰にも相談できないんですよね。
友達にはださくてしゃべれない。親には申し訳なくてしゃべれない。
自分が元気にしていることが何よりも周りの人のストレスになるんじゃないかって。
こんな状態になっている自分こそが社会のはみ出し者であって、存在しちゃいけない生活の形じゃないかって思う。
テレビとYouTubeとゲームぐらいでしか人を感じることができない。
就職浪人していることの辛さです。
何も自分で臨んだことじゃないのに。
今までの自分にさよならしろ。
自分の目標のためにできる努力を洗い出して全力で努力を楽しめ。
もはやそれは努力じゃなくて君の趣味だ。むしろそうしよう。
孤独感は誰かがいなければ払拭はできない。それはそのとおりだ。
実際には本当に人を身近に感じられる、孤独感を払拭できるのは就職ではない。
就職では多少紛れるがそれだけで解決にはならないんだ。
だが解決する方法がある。
家庭を持つことだ。
彼女と結婚して妻になってもらい、子どもを作ろう。
これは就職の先にある目標だ。
だが、就職で解決できる目標ではない。
お金を持っていることはモテにもつながるから1つの要素としてはアリだが
お金を持っているのになんで前澤氏は結婚できないんだ?
これをお金を持っている人が必ず結婚ができるものとして、否定できるだろうか?
いや、やはりお金を持っていることは二次的に必要な要因でしかない。
つまり、就職浪人で孤独感を感じているのは自分が怠けて就職の努力を怠ったからだとは言えない。
それはまた別の要因としてがんばっていけばいい。
彼女もいない僕がアドバイスしても役に立たないだろうが、聞いた話だと、人間が恋に落ちるのは単純接触効果が一番役に立つらしい。
つまり、趣味を持ちコミュニティに入れということだ。
そうすることで就職した後も職場だけじゃない集まりで女性を関われるし、同じ趣味なら何度か顔を合わすだろう。
嫌いな人間でも何度か顔を合わすと、印象は良くなるらしい。変動の幅は個人差があるようだが。
自然と孤独感を感じるようになるとは思うが、それはまやかしであることを忘れるな。
結果的に家庭を作ることを目標にしているなら。
体格が良く見えると性格も良い、能力も高く見られるから、就職浪人中にウォーキングや筋トレもぜひ組み込もう。
その結果就職したあともモテるぞ。あと病まなくなる。
最後に一言『就職浪人の時間は1つも無駄じゃない』
今読んでいる人がだらけてしまうと予言してるわけじゃない。
人間の本質として目標を持たなければ、または努力することが成果につながると確信できる状態でなければ
時間を持て余してしまう可能性があるということだ。
何かにフォーカスできるため一つのことに注力できる時間は増えるが
中途半端な志で活動を続けているとだらけるし、一歩も目標に近づけていない日ができてしまう。
これは新卒の就職浪人にも、既卒で一度就職したが退職してしまった人にも言えるが
無職の状態は誰に何も指図されなくても辛いと感じるため、そこに目標に近づくための努力をするためという理由があり、
自分が全人生をかけても挑戦したくて、これがうまくいかなきゃ死んでもいいという覚悟で飛び込むのをおすすめしたい。
強い覚悟を持っていると他人がどうとか、自分はこうでなきゃなんて感性は邪魔なだけであり、役にも立たないことがわかる。
周りのことを気にすることは、自らが求める結果から遠ざけることのほうが多い。
本当に目指すべきは、人生の生きがいや目標が見つかったら、そのために他人からとやかく言われることなど耳を貸さず
結果で見返してやる。または君の想像力と実行力のおかげで多くの人が救われたという実感を得るために
今苦虫を噛むという感覚になることだ。
1人でがんばるとどうしてもダラけてしまう。それを回避できるようになれば、目標に向かうための努力をぬかることなく継続でき、なによりも大事な成果を手に入れることになるだろう。
僕の場合はその目標のための通過点というのが公務員になることだった。
結果的に就職に結びついた。27歳から公務員になれた。その方法があったからだ。