書評【「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本】繊細さんがストレスを減らす3つの方法
どーもみゃーもんです。
皆さん、最近仕事中にやたら疲れることってありませんか?
体が疲れるというよりは、頭が疲れる感覚で。
定時帰りで仕事量自体は全然問題ない、むしろ少ないほうだと感じるとき。
家に帰って体はいくらでも動かせるのに、頭が明らかに疲労している。
というか頭痛がすごい。
他にも以下のことに心あたりはあるでしょうか?
・職場で機嫌の悪い人がいると気になる
・人と長時間一緒にいると、疲れてしまう
・小さなミスに気づいて仕事に時間がかかる
僕はさきほどの症状に襲われることがあるので、実感したことをまざまざと書いているのですが。
さらに、3つの事柄にも全て心当たりがあったんですね。
こんな僕と同じ症状を抱えている方。
もしかしたら、繊細さんかもしれません。
繊細さんとは、HSP(Highly Sensitive Person)の方のことを指します。
HSPとは、「敏感すぎる人」「とても敏感な人」などと訳されており、本記事では繊細さんと表現します。
繊細さんは、特別まれな人間というわけではありません。5人に1人は存在しています。
それに、繊細さんは周りの小さな変化を感じ取る器官が発達しているため、そうでない人に比べて、周りのいろんなことを感じ取りやすいです。
普段の生活の中で喜んだり、驚けたり、泣いたりできることが多いという特徴を持っています。
良いことを感じ取りやすいというメリットもあるのですが。
繊細さんと非繊細さんの間では、互いに理解できないことが多々あるため、繊細さんに自覚があってストレスに対する対策を行わなければ、周りの人から気を使われて快方に向かうことはほとんどありません。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
著:武田 友紀
そこで、上記の本を読んだ結果、繊細さんなりのストレス対策法が存在しているため、3つの方法に絞って紹介しようと思います。
自分の感性を大切にする
まず第一に気を付けてほしいことがあります。
繊細さんであることは、ただ繊細さんとして生まれついた気質です。
繊細さんであることを無理に変えようとすることは、それがゆえに自らに大きく負担をかけることにもつながりかねません。
まずは、自分の感性を他人にわかってもらおうとせず、自分の感性を大切にすることを心がけましょう。
五感を物理的に防ぐ
繊細さんは、非繊細さんから「そんな小さいこと気にすんな!平気平気!」と元気づけられたとしても
気にしないようにする。ということはできません。
自然と目に入ったり感じ取ることで、そのあとは脳内で思いが巡りはじめてしまいます。
気にしない。ということを意志で決めることができないので。
五感を物理的に防ぐという方法があります。
【視覚の場合】
「デスクで仕事をするときに横にいる社員から見られているのではないか・・・。」
という不安に襲われる場合には
伊達メガネや度の低いメガネ・コンタクトレンズをつけることで情報が入りづらいようにする等の方法です。
太い縁のメガネを使って横を見えないようにする方法もあります。
【聴覚の場合】
聴覚が敏感な人は、極力イヤホンをつけて心地よい音楽を聴くようにして
耳から情報を入れる時間を減らします。
耳栓をすることもあります。
【触覚の場合】
肌の露出を減らしたり、自分の肌にあう心地よい素材を選んで使用しましょう。
「苦手な人とすれ違うとデンリュウが走ったように体がビリッとする」
「肌がざわざわする」
という触覚が強い人がいます。
そんな人は「服に守ってもらう」のが対策の基本になるようです。
【嗅覚の場合】
マスクをする。好きな香りのハンドクリームや香水、ヘアワックスをつける等の方法があります。
「満員電車がダメ」
「都会は空気の匂いで気持ちが悪くなる」
等の嗅覚の繊細さんは心地よい匂いで自分を包むのがおすすめになります。
【味覚の場合】
刺激の強い食べ物を避ける
原材料に添加物の少ない食べ物を買いましょう。
「ファーストフードやスナック菓子を食べると体が重くなる」
「添加物の多い食べ物は、舌がピリピリする」
などの症状を持つ人は味覚の繊細さんであることが多いようです。
ゆくゆくは「自分を出せば出すほど、自分に合う人が集まってラクになる」
これは僕も読んでいて
「これが結論だなぁなるほど」
と思いました。
繊細さんは「自分の思いを出すと他人に嫌われてしまうのではないか」という恐れを持っています。
その特徴として、嫌いな人と話すときほど、笑顔になってしまう。ということがあります。
相手を嫌っていることを悟られないようにするためです。
自分のかぶっている殻にあう人ばかり集まってしまって、殻を持った自分を常に見繕う人生になってしまいます。
他人を嫌ってもいいのです。それは大事な感性です。
他人に嫌われてもいいのです。あなたの意志を表現しましょう。
そうすると付き合っている人が減ることもあるかもしれませんが、それでも残ってくれた人こそ。
あなたが自然体で付き合うことができる大事な友人や知り合いになります。
嫌な人が去り、自分を尊重してくれる人が残るのです。
以上3つの方法で、繊細さんはストレス対策を普段の生活で行うことで、良好な生活につなげてほしいと思います。
繊細さんであることに気づけないと、他者には気を使われていなかったことにも気づけません。
どうせ誰か感じ取ってくれていると思っていても、感じているのはあなただけの可能性も多いにあるのです。
繊細さんとして現在の仕事にあわないと感じたときは、転職も考えるべきでしょう。
この度のストレス対策についてだけでなく、繊細さんにとっての
・心が軽くなる、心の持ちよう
・繊細さん仲間の見つけ方
・繊細さんの居場所の見つけ方
・繊細さんがどのような仕事をしていくべきか
etc…
についても本書では紹介されています。
僕自身のブログでもこの本の内容とは別になりますが、自分の強みや得意を見つけ出す方法についてかいた記事があります。
ぜひ参考にしていただければと思います。
繊細さんに平穏が訪れますように。